日本映画 ぼくの300本 (文春新書)



日本映画 ぼくの300本 (文春新書)
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読んでいて、日本映画にもこんなに面白い作品が沢山あったのかと驚いてしまいました。「日本では、”ウェルメイド”な娯楽作品作りがあまり評価されなかったので、文芸作品や社会派作品が多くなった。」という「日本映画の美点、弱点」もなるほどと思わせる説得力があります。さすが80年以上映画を見続けてきた長老です!
新たな驚きと感銘!!!

 あの双葉氏が日本映画を綴った大変珍しいものであるが、読むと新たな驚きと言うか、氏が外国映画が専門と自負しているのにも関わらず、日本映画に対する批評も頷けることばかり・・・。双葉氏の慧眼は日本映画に確かな価値を与えていることに非常に感銘を受けました。やはり、映画評論家だけあって、その対象は広いもの。拙者も日本映画は苦手でしたが、本書を読み、母国映画に対する今までにあった違和感が抜け落ちました。特に、小津作品や、山田洋次作品に対する着目は、されど日本映画と言わしめました。やはり、日本映画もいいものです。僕は、本書で日本映画の受け取り方が変わりました。ありがとうございます。また、本書では、日本映画に対して高い評価はなされておりませんが、その謎は、日本映画が駄目なのではなく、日本映画の性格、特に日本人の抑えた気持ち、外国に対する従順なる気持ち、態度が反映されているのではないか、と思えました。これが、日本人なんなだなぁ、と。是非ともお勧めします。



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